避難・救助の難しさの見方と避難しにくい街の特徴

避難・救助の難しさは、災害時に移動や救助がしにくくなる要素を見る指標です。生活動線とは別に、広い道へ出られる避難ルートを確認します。

先に知っておきたいこと

1

広い道へ出るルートを持つ

高めの地域でも、複数の逃げ道を知っていれば行動の選択肢は増えます。最短よりも安全に抜けられる道を優先します。

2

毎日通る道は別に確認

低めの地域でも、細い道、高架下、踏切、坂道が生活動線にある場合は、個人の移動ルートとして注意します。

避難・救助の難しさとは

災害時に、住民の移動や消防・救急の入りやすさがどの程度妨げられやすいかを見る目安です。 避難所までの距離だけでなく、広い道へ出られるかも含めて読みます。

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道路の状況や街の構造によって、地域ごとに差が出ます。 数字が大きいほど、避難や救助が難しくなりやすい傾向のある地域です。

これは「避難所までの距離」だけを見る指標ではありません。地震で塀や建物が倒れたとき、消防や救急が入れるか、住民が広い道へ出られるかといった、災害時の通り抜けやすさも含めて見ます。

避難しにくい街の特徴

道幅、袋小路、古い塀や看板などが重なると、避難や救助の動きが制限されやすくなります。 地図上で道がつながって見えても、階段や車止めで通りにくい場合があります。

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主に以下の「街の構造」が、災害時の移動を難しくする要因になります。

  • 道路の幅員(幅):道が細いと、建物が倒壊した際に道が塞がりやすく、緊急車両も通れません。
  • 袋小路(行き止まり):逃げ道が限られ、火災や倒壊が発生した際に逃げ遅れるリスクが高まります。
  • 障害物の存在:倒れやすい古い塀や看板など、道を塞ぐリスクがあるものが多い地域は、避難経路が確保しにくくなります。

昔からの住宅地では、地図上ではつながって見える道でも、実際には階段、急坂、狭い路地、車止めがあることがあります。防災の観点では、地図だけでなく一度歩いて確かめることが役に立ちます。

ランクの目安(1〜5)

データと算出方法

避難・救助の難しさは、東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」に含まれる災害時活動困難係数などを参考に、当サービスで5段階の独自ランクへ換算しています。 詳細な算出ロジックは ランク判定と色分け で確認できます。

ランク4〜5

細街路や袋小路が多く、災害時の移動に注意が必要なエリア。緊急車両の通行や避難が特に困難になりやすい地域です。

ランク3

条件によって避難しづらさが出やすいエリア。道幅や袋小路の状況によっては、移動に支障が生じる可能性があります。

ランク1〜2

比較的避難しやすい傾向のあるエリア。道幅が広く、計画的な区画が多い地域が含まれます。

ランクを読むときの注意

ランクは地域全体の傾向です。どの道を使うか、どこで待つかを決めることでリスクは下げられます。 高めに出た場合は、火災や建物倒壊のランクも並べて確認します。

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町丁目ページで避難・救助ランクが高めの場合は、火災リスクと建物倒壊リスクも一緒に見てください。火災が広がりやすく、建物や塀で道がふさがりやすい地域では、早めに広い道へ出る判断がより重要になります。

町丁目ページではここを見る

1. 広い道へ出る

自宅から最初に広い通りへ出るまでの道を確認します。細い道が続く場合は、別方向の出口も探します。

2. 行き止まりを避ける

袋小路や階段だけの道は、災害時に戻る判断が必要になることがあります。抜けられる道を優先します。

3. 在宅避難も考える

すぐ外へ出るより、自宅にとどまる方が安全な場合もあります。備蓄と連絡手段も合わせて確認します。

実際に歩いて確認したいこと

昼夜、雨の日、家族の歩く速さまで含めて見ると、使える避難ルートを選びやすくなります。 最短距離よりも、広い道へ安全に出られるかを優先して確認します。

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  • 昼と夜の違い:夜は暗くて見通しが悪くなるため、街灯や人通りも確認します。
  • 雨の日の歩きやすさ:坂道、段差、冠水しやすい道は、災害時に移動しにくくなります。
  • 家族の歩く速さ:子ども、高齢者、ペットと一緒に歩ける道かを見ます。最短距離より安全に歩ける道を優先します。
  • 連絡が取れない場合:集合場所、待つ場所、戻る判断をあらかじめ決めておくと、災害時の迷いが減ります。

具体的な備えを見たい方へ

避難ルートの確認、在宅避難の準備、非常食・電源などの持ち物について、具体的なポイントをまとめた対策ページで詳しく紹介しています。