RANK判定と色分け
安全ランクの計算式とマップの配色について
① 安全ランクについて
4つの指標(火災・倒壊・避難・水害)に対し、エリア単位でユーザーが設定した「重視する重み」を掛け合わせて100点満点でスコア化し、A〜Dの「安全ランク」として評価します。
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火災・倒壊・水害のスコアは、各Rank(1〜5)を基に
100 - ((Rank - 1) * 15)で換算します(Rank 1: 100点、Rank 5: 40点)。 -
避難スコアは、困難係数を基に独自の線形計算
100 - ((係数 - 0.05) / 0.30) * 60で換算します(係数 0.05以下: 100点、0.35以上: 40点)。
安全ランクとマップの配色
算出されたスコア(100点満点)に基づき、4段階の安全ランク(A〜D)が決定され、画面上の文字色や地図上でのエリアの着色が変化します。
テキスト・マップ共通の表示色
- Rank A (青緑): 80点以上
- Rank B (黄緑): 65点〜79点
- Rank C (オレンジ): 50点〜64点
- Rank D (コーラル): 50点未満
② 各リスクのRANKについて
以下の基準でRANK1〜5の評価を行っています。データの出典情報はデータ出典ページをご確認ください。
火災・建物倒壊リスク
「地域危険度測定調査(第9回)」のデータを活用し、公表データのランクをそのまま採用しています。
- 火災リスク: 火災の発生しやすさと延焼のしやすさを考慮したランク(1〜5)
- 建物倒壊リスク: 地震の揺れによる建物の壊れやすさを考慮したランク(1〜5)
※ 評価基準エリア(町丁目単位)に関する注意事項
これらの各リスク(火災・倒壊・避難)は「町丁目」単位のエリア全体として算出された評価です。そのため、エリア全体が高リスク(ランク4・5など)であっても、そのエリア内の全ての場所が等しく危険というわけではありません。
例えば、同じエリア内でも「幅の広い幹線道路のすぐそば」や「新しく区画整理・耐震化された建物」であれば、実際の火災延焼リスクや倒壊リスクは周辺よりも低くなります。本スコアはあくまでエリア全体の傾向を示す目安としてご確認いただき、実際のピンポイントの立地環境も併せて考慮することをお勧めします。
災害時活動困難度(避難・救助の難しさ)リスク(独自算出)
同じく「地域危険度測定調査(第9回)」のデータを基にしていますが、「災害時活動困難度困難係数」の元の値をそのまま用いた連続的な独自の計算式を用いて、地域差をより精緻に反映させています。
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道が細かったり、障害物が多かったりといった理由から避難のしにくさを考慮。
この困難係数は、主に以下のデータを元に評価されています:
・道路の有効幅員:消防車や救急車が通りにくかったり、人がすれ違えなかったりする道の割合。
・袋小路の多さ:行き止まりが多く、災害時に逃げ道が限られてしまう構造。
・障害物の存在:倒壊しやすい古い塀や看板など、道を塞ぐリスクがあるもの。 - 計算ロジック:
係数 0.05 以下を最高評価(100点)、0.35 以上を最低評価(40点)とし、その間を線形でスコア化することで、地域ごとの小さな違いを総合スコアに反映しています。 - 災害時活動困難度(避難・救助の難しさ)についてさらに詳しく見る
水害(浸水)リスク(独自算出)
当サイトでは、局地的に深い浸水があることで町全体が不当に危険と判定されないよう、「浸水想定エリアの広さ(面積割合)」をベースに、「最大浸水深」によるダメージの重みを掛け合わせた『加重浸水率』を用いて5段階で評価しています。
これにより、生活圏全体の実態(ダメージの総量)に即した安全性のスコア算出を行っています。(国の公表している「危険度ランク」ではありません)
【計算式】
- 深さ係数 = 1.0 + (最大浸水深(m) ÷ 5.0)
- 加重浸水率(%) = 浸水面積割合(%) × 深さ係数
【水害リスクランクの判定基準】
- Rank 1 (最もリスクが低い): 加重浸水率 5%未満
- Rank 2 (比較的リスクが低い): 加重浸水率 5%〜25%未満
- Rank 3 (注意が必要): 加重浸水率 25%〜50%未満
- Rank 4 (リスクが高い): 加重浸水率 50%〜80%未満
- Rank 5 (特にリスクが高い): 加重浸水率 80%以上
マップ表示色(浸水深の目安)
地図上の「標準」モードにおける浸水エリアの色分けは、国土交通省のハザードマップポータルサイトの凡例に準拠しています。
※ 水害スコアに関する注意事項(河川エリアについて)
水害スコアは「町丁目エリア全体」の面積に対する加重浸水率で算出されます。そのため、エリア面積が広大な場合や、エリア内に大きな河川の広い水面が含まれている場合、局所的に深い浸水があっても町全体の面積に引っ張られ、実際の居住地の浸水リスクよりもスコアが低く(安全寄りに)算出されてしまうケースがあります。
本スコアはあくまでエリア全体の目安としてご確認いただき、必ずご自身の居住予定場所周辺のピンポイントな浸水範囲(地図上の着色エリア)をマップ上で併せてご確認ください。